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自分勝手な想像世界 The selfish imagination world

ここに見えられた皆さま。我がブログへようこそ。自分勝手に物語を書いたりしてます。アクションやサスペンス。恋愛、そして官能系とさまざまです。「私事」では日々思った事を日記形式で書いています。小説の他にも自分の趣味である映画やサッカーの事についても書いてます。リンクフリーですが、ご一報頂けると嬉しいです。

性友(せいゆう)の契り⑨

性友(せいゆう)の契り

彼と会う日。私は荷物を持って玄関を出ようとする。
玄関には妻が見送ろうとしている。妻は私が仕事に行く時に見送るものだが、ここ最近、いや何年もなかった。

彼と会うのは密会だったが、今は正々堂々と妻に言える。普段では考えられない事だ。
「じゃあ気をつけてね。お尻をちゃんと大事にするのよ」
妻は冗談を言いながら私を見送る。
「君もちゃんと綺麗な体を磨かないとな」
「もう何言ってんの!早く行ってらっしゃい」
妻は何かにつけては下ネタで冗談で言ってくるようになった。私もそれなりの言葉で返してるのだが、妻の方が一歩上だ。

妻は笑顔で右手を振りながら、私は玄関を出て行った。
私は近くの駅まで徒歩で向かい、そこから列車を乗り継いで、目的地に向かった。

今回彼と会う場所はとある避暑地であり、貸し別荘で二日間過ごす事になる。
列車を乗り継いで二時間、遂に目的地の駅に着く。

私は胸を躍らせながら列車を降り、構内を歩いた。改札を抜けると彼の姿が見えてきた。
私は嬉しさのあまり彼の元に走っていった。勿論抱きつきたい気分であったが、周囲に人がいるし、中年男同士で抱きつくのは周囲からはあまり快く思われない。彼もその点は心得ている。

「久しぶりだね」
「そうだな。二か月ぶりだな」
彼と言葉を交わした後はレンタカーを借りた。運転は彼がした。私は助手席に座り、彼が運転する姿を観てうっとりした。手を握りたいが、彼の運転に支障があってはならない。
だから普通の会話で雑談した。

車を走ってると昼になっていき、近くのファミレスで昼食をとった。
互いに喫煙者なので、喫煙席に座った。
肉類は注文したが、できるだけカロリーの低いものにした。これは彼も同じだ。
食事を終えた後、観光地を回った。私は携帯で風景を撮り、彼も携帯で写真を撮ったりした。

風景をバックに彼を撮ったり、彼も私を風景をバックに撮ったりする。
そして自分で携帯を持って、二人で写真を撮ったりした。
これはいくら何でも周囲は友人同士で撮ってると思うだろう。
私は彼とのデートを楽しんでいる。基本的には会ってセックスするだけだが、こうやって色んなところに行ったりする事はなかったので、気持ちが浮ついている。

やがて日が沈み、私達は夕食をとった。今度は和食だ。彼が何処で食事するか事前に決めている。
夕食を撮り終えた後、私達は別荘地帯に車を走らせた。
別荘地帯に走る前にコンビニに立ち寄り、煙草やお酒、おつまみを買う。

そして別荘地に入り、管理所の前に車を止めた。
「少しここで待っててくれるか」
「ああいいよ」
彼は車を降りて一人で手続きに向かった。

二人で行くには何か悪いと感じたのだろう。私は彼の言うとおりここで待つ事にした。
やがて彼が戻ってきて、車を少し走らせた。
周囲は数々の別荘が建っている。シーズンオフなので、電気がついているのはまばらだ。
そして車が停まり、私達が過ごす別荘に着いた。

別荘は少し高台のところで平屋だ。
「結構いいところだね。高いんじゃないか?」
「レンタルだし、シーズンオフだし、安い方だよ」
彼は弁護士でかなりの収入がある。でも彼だけに払わせるのは悪い。

「よければ半分出そうか?誘ったのは僕だし」
「いやいいよ。君と過ごす場所だし、君と快適に過ごすために、私は動いてるだけだからね」
「君にやってもらってばかりじゃダメだから、明日の飯はおごらせて」
「そりゃお言葉に甘えて」
そういって彼は荷物を取り出し、別荘の鍵を開けた。

もう夜だし別荘に入って、すぐに電気をつけた。
「荷物ここに運ぼう」
彼がそう言って、私も荷物を持って彼に付いて行った。
部屋に入ると寝室のようだが、ベットが一つしかないが、枕が二つあった。ダブルベッドだとわかり、私は感激した。

「君により近くにいてほしいからな」
彼の言葉に私は彼が先程、管理所に向かったのは事前にダブルベッドと注文して、手続きに二人で行ったら、相手に変に思われるからの配慮だろう。

私は今までの思いと感激が混ざり、彼に抱きついた。
「ありがとう。会いたかった」
「私もだ」
私は彼と唇を交わした。


愛を語る場所で過ごし始める男二人。

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10月になりました。2019年。

日常(自分のブログや趣味など)

10月になりました。まだまだ暑い日が続きますね。そして今日より消費税が10%にUPします。今までもUPして物価が上がって来ましたが、そのうちこれが当たり前になって行くのかな?って思ったりもします。

今ラグビーW杯が盛り上がってますね。サッカーほどじゃないにしろ、日本戦はおろかどの試合でも満席みたいですね。

開幕戦に勝利して、プール内最強のアイルランドに逆転勝利しましたね。前回に続いて二度目の奇跡と言われてますが、今回は自国開催だし、ホームアドバンテージで日程も日本の方が休息が多いですからね。

最初は負けるにしても7点差以内だったら、勝ち点1はつきますので、大敗はしないでほしいと思って見てみたら、逆転トライはすごかったですよ。
途中出場で逆転トライをする福岡堅樹。
福岡堅樹

後半はアイルランドに1点もやらなかったですからね。ここは本当にすごかった。
試合終了後、選手達、観客も喜ぶのは当然の事、花火まで打ちあがってました。花火はやりすぎだと思いました。
まだ二試合残ってるし、アイルランドに勝ったからと言って、まだ何も決まってませんからね。

勝利に喜ぶ日本代表。でも余韻はこの時だけ。
勝利に喜ぶ日本代表

ノーサイドの後のアイルランドの花道は良かったですよ。その後、日本もアイルランドに花道を作りましたね。
祝福を受ける日本代表

どちらにしろ次のサモア戦が大きなカギになりましたね。
今日スコットランド対サモアを見ましたが、スコットランドが31-0で勝ちましたが、サモアも結構やるなって思いました。

アイルランドに勝ってもまだまだ厳しい戦いが続きますが、まずはサモアに勝利してベスト8に弾みをつけてほしいですね。

ラグビーはルールが複雑で細かすぎですが、テレビでわかりやすく解説されてますね。

性友(せいゆう)の契り⑧

性友(せいゆう)の契り

私は部屋で彼に妻にカミングアウトした事を電話で話してる。
「妻に自分の事を話したよ」
『それでどうだった?』
「やっぱりそうじゃないかと思われてたみたい。妻も同性愛者だった」
『君の読み通りだったと言う事だな』
私は妻と同性愛者だと何処で自覚したか、彼との馴れ初め、そしてセックスの事を話した。

特にアナルセックスの事を話して、妻が心配してたと言ったら、彼が笑い始めた。
『はははは。でもいい奥さんじゃないか。君の事を心配してくれるんだから』
「そうだけどな。あんな大胆な事言ってくるとは思わなかったよ」
妻のこれからを思い、自分の事を洗いざらい話したが、妻のそんな一面に少しばかり戸惑っている。

『きっと奥さんも欲求不満だと思うよ』
「そうだろうな。妻は私の裸を偶然とは言え、ちら見をしたみたいだけど、それを見てうらやましがってたしな」
『そりゃ君は綺麗な体をしてるからな』
「君が色気のある男が好きだからね。自分もそれに合ってると思うし。でも悪いと思ったりもする。妻にも女と言う意地がある訳だしな」
『色気と言っても男としての色気だからな。君が体まで女になったら愛する事はないだろうしな』
「そうだな。体まで女になるつもりはない。妻も妻なりに頑張ってるよ。ジム行ったり美容行ったり、僕も偶然だが、妻の下着姿を見た時、白くて綺麗だったよ。やっぱ女だな」
私は私なりに妻の事を褒めた。

「ところで君は僕が長い休みをとるって言って、家族旅行にでも行ったらと言ったよな?」
『ああ言ったよ』
「それ妻に言ったら、君と過ごすべきだと言ってきたよ」
『奥さんわかってくれてるね。ただここちょっと忙しくてな。時間とれなくてね』
「無理にとは言わないよ。君には君の都合がある訳なんだし」
私は彼に抱かれたい気持ちは常にある。ただ心情的に余裕がないと体が重ねる事ができないと言うのが、お互いの考えだ。

『君はいつまで休みなんだ?』
「まだ具体的には決まってないけど、あそこには自分の仕事は減っていってるし、居場所も縮小してる感じだしな。一週間くらいはいけると思う。後は引き継ぎと自分の引っ越しだけすればいい訳だし」
『奥さんはついていかないのか?官舎だろ?』
「妻には自分の人生を歩いてほしいと言っている。ついていくかどうかは妻が決める事さ」
私は互いに性を告白して、妻が自分の人生を歩むんだったら、離婚する事もありだと思った。娘の事もあるが、それはうまく説明すればいいと思ってる。
だが私の事をからかい気味に言ってくる妻を見て、あの調子だと別れる事はないだろうと思った。

『奥さんに言って君がここまで晴れやかになるとはな。そんな君に会いたくなってきたよ』
彼のその言葉を聞き、私は心が躍り始める。
「でも大丈夫なの?仕事忙しいんじゃ・・?」
彼の言う事は勿論嬉しいが無理はさせたくない。

『ここ最近ずっと仕事詰めだったしな。君と話して休む事も必要だと思ってな。ここ二カ月くらい会ってなかっただろ?君を抱きたいと思っててな』
「え?本当に。僕も君に抱かれたいよ」
彼の“抱きたい”と言う言葉は私にとって心が晴れる言動だ。

『今すぐは無理だが、今月中にどこか空けておくよ。君とできるだけ長く過ごすためにな』
「じゃあ休める日があったら教えて。こっちも休みとるから。じゃあ愛してるよ」
『私も愛してるよ』
そう言って通話を終了した。

彼とはセックスが主で会う事が多い。彼と会うのは初めて抱いてもらって以来、一か月に一回、二回だったが、だんだんと頻度が減っていった。それに会って基本的にはセックスが主だから、夜に会って談笑して抱き合って、朝を迎えて、そのまま別れる事が多い。

場所はだいたい彼が用意してくれる。最初は私が誘っただが、それ以降は彼に任せている。互いの都合がつけば会う事になる。ただ会うのは実質半日くらいだ。互いに多忙と言うのがあるのだろう。
以前までは妻には出張と言って、彼のところに行っていた。もう出張だと言う事はないだろう。
今回彼がどれくらい時間が獲れるかわからないが、今まで長く過ごせるのは確かだ。
私は彼の事を考え心が浮かれていた。

後日、私は仕事の引き継ぎを行い、休みを申請して許可が通った。時期が来ての人事異動ではないから送別会はなかった。官庁は色々と多忙だからそう言う事をしてる時間はないとわかってるし、何より私自身彼に会える事が何よりなのだから。

後日、彼から連絡があり、二日くらいなら休みが獲れた事がわかり、私もその日ならOKと告げた。
彼と会う日取りが決まり、次の赴任先の引っ越しも荷物は向こうに送った。妻は官舎を出て別のところに暮らす事が決まった。娘には互いに同性愛者とは告げてないが、別居する事は告げるも、仲違いした訳ではないと強調し、帰って家族と過ごしたいなら、それは供に合わせると告げた。

そしていよいよ彼に会う日がやってくる。私はその日をずっと待ち望んでいた。


彼との時間に向かおうとする男。

性友(せいゆう)の契り⑦

性友(せいゆう)の契り

妻が自分もネコだと言うのは、自分がそうありたいのか?それとも性交渉の経験があってそうなのか。私は妻は色々と聞いてくるので、聞いてみる事した。
「何で自分がネコだと思う」
「私は本格的に付き合った経験はないけど、今はネットで色々と調べられるでしょ。女性同士の風俗とか利用したりしてるの。まあだいたいがデリバリーなんだけどね。元々抱かれたい人だし、いざやってみたらネコの方が自分にあってると思ったの。タチには向かないと思った」
妻は付き合ってる恋人はいないが、性交渉の経験はあるようだ。今はネットで情報を得られる時代だし、恋人はいなくても同性との性交渉はできるだろう。

「貴方もそういったのを利用してたの?」
「いやしてないよ。異性間ならともかく同性間だと、自分の仕事に影響を与えるしな。だから行ってなかったよ」
私も彼に出会う前から何度か利用しようと思った事はあるが、万が一と言うのがあって、下手したら今までの築きあげたものが失うんじゃないかと思って利用できなかった。でも今は彼がいる。どちらにしろ利用するつもりはない。

「女同士ってセックスする時に私なりに色々と調べてみたの。でも貴方がゲイかもしれないって時に男同士でも調べてみたのよ」
妻の発言に何を聞こうとしてるのか?なんとなく察してくる。
「何を聞きたいの?」
「ちょっと言いづらいと思うけど・・いいかな?」
妻が顔をしかめながら聞こうとする。
「ま、まあいいよ」
私は返答にこまりながらも、妻の質問に答えようと返す。

「じゃ、じゃあ聞くね。お尻の方はやってるの?」
やっぱりそれを聞いてきたか。返答に困ったが、曖昧に答えたら、変に思うだろうし、正直に答えるべきだろう。
「君の言うとおりやってるよ」
「やってるんだね。でも大丈夫なの?」
「大丈夫って何が?」
ただの興味本位で聞いてきたのかな?と思ったら、心配そうな表情を浮かべる。

「ゲイのセックスってアナルセックスをすると言われてるけど、アナルって女性器と違って筋肉の収縮が違うし、準備に手間がかかると言うし、無知でやったら病気にもないやすいとネットであったから、ゲイ同士でも敬遠する人が多いって記載されてた。まあ女性でもない事はないんだけどね。玩具使ってやる時とか雑菌がついてるか気をつけないといけないみたいだし、私も受ける方だから尚更だよ」
「異性間でも同性間でもセックスするのは色々と手間がかかるもんだよな。僕は若い頃に同性愛者のエリアに行ってたから、そこで既に経験してるよ。経験豊富な人だったし、色々と教えてもらった。最初は大変だったけど、慣れれば大丈夫だよ。今の彼もちゃんとその事は熟知してるし、だから彼の事を信頼してるし、身を任せられる。でも彼だけに負担を負わせず、僕自身も彼を迎え入れるために常に準備してるつもり。アナルをする時はリラックスした状態が必要だからね」
「そこまで聞いたら安心だね。彼のためにそこまでしてるなんてうらやましいくらいだよ。でもお尻はちゃんと大事にしてね。そんなんで病気になったら恥ずかしいから」
私は妻の言動に苦笑した。

でも妻は私を心配してからの事ではある。互いに同性愛者だとわかっても、私の妻だし、夫の心配をするのも当然だ。
普通だったら自分の夫が自分以外に恋人や体の関係を結んでるなんて持っての他だ。それが同性が相手でも。しかも自分の夫が同性で、女のように組み敷かれてるなんて聞いたら気が狂うだろう。
互いにカミングアウトしても興味津々に彼の事を聞いてきたり、セックスの事まで聞いてくるとは、本当に意外だった。しかも心配もしたりしてくれたりね。

「君もアナルやってもらったら?女性でもできるぞ」
「やあねえ。私にはちゃーんと挿れてもらうところがありますから。貴方の方こそ挿れてもらうんだから、お尻をちゃんと大事しないとね。彼氏にも言っておきなさい」
こっちは冗談を言ったつもりだけど、妻がここまで大胆な事を言うなんて思いをよらなかった。互いにカミングアウトしたからこそ、自分が解放されたのもあるだろう。

私はひとまず同性愛の話を置いて、違う話題に移る事にした。
「あ、そうだ。もうあそこには自分の仕事は少なくなってるし、自分がいなくてもそれほど支障はない。ちょっと長い休みとろうと思ってるから、旅行に行かないか?子供も連れて。海外でもいいよ。彼もそうした方がいいと言ってるし」
「そうねえ。カミングアウトする前だったら、賛成していただろうけど、互いにわかっちゃったからねえ。彼氏と過ごしてらっしゃい」
「でもあいつ色々と忙しいからなあ」
「誘ってみたらいいじゃない。きっと彼氏も待ってるんじゃないかな」
「まあ言ってみるよ」
「そうねえ。それじゃ私お風呂入るから」
妻はソファーから席を立った。

「あ、洗面所にあるスタンド型の鏡、自分の体みるために使ってみた方がいいよ」
「ええ!恥ずかしいよ」
「見とれるために使うとかじゃない。自分の体とかをチェックするためだよ」
「そうねえ。じゃあ貴方のお尻より、私のお尻の方が整ってて綺麗か見ます」
「十分いいと思うよ」
妻はそう言って下着を持って、脱衣場に向かった。

妻とこうやって楽しく話せたのはいつ以来だろうか。かなり昔の事だったような気がする。
互いにカミングアウトした事で、お互い何処か素直になれたような気がする。
普段話しにくいところまで話したが、私にとって妻が自分に正直に生きてほしい願いからでもある。
女性として妻を愛する事はないだろうが、彼女は大切な存在である事は変わりない。
私は清々しい気分で自分の部屋に戻った。


互いに同性を求む夫婦。
清々しい心の二人。

性友(せいゆう)の契り⑥

性友(せいゆう)の契り

私は彼の事を話し、妻は興味津々になる。
「彼ってどういう感じの人?若い人?」
「いいや。僕より二つ上の人かな。でも端正な顔つきで、ダンディーだし、体格も精悍な体つきで清潔感もある。それに優しくて包み込んでくれるような感じだ。色気のある男性が好みだと言ってた」
「そりゃ貴方のような綺麗な体だったら、その彼にピッタリの相手でしょうね」
「どうしてそう思うんだ。君とセックスしたのはもう10年以上前だし」
妻は私の女性的のような感じだと言っていたが、自分の裸を見たのはもう10年以上も前だ。

「まあ確かにあの時も貴方は色白な体だったわね。セックスしたけど、違和感しかなかった」
「ああそれはすまない。だって自分は・・まあぎこちなかったし」
「そういう事じゃないわよ。私も同性を好むから異性とするのに違和感感じただけよ。でも子供もできたし、良かったわ。私が言ってるのはつい最近よ」
「え?最近ってどういう事?」
妻の言葉に私は驚いた。私の裸はもう彼しか見せてないのに。

「さっき。ドアが少し開いてて、貴方が入ってきたでしょ?あれと同じようにだいぶ前に洗面所のドアが少し開いてたのよ。それで閉めようと思って、ドアに手をかけようとしたら貴方が、鏡の前で全裸で立っているのが見えてさ。その場から立ち去ろうとしたら、後ろ姿だったけど、綺麗だなって思った。特にお尻が整ってすごく綺麗だった。私もそんな体になりたくて悔しかったな」
「迂闊だったな。見られたくなかったんだけどな」
本来ならそういった事は言わないが、妻が私の裸を見て悔しがってる表情を見て、なんか悪い気持ちにさせたと思った。

「さっき僕も迂闊だったけど、君の肌を見たけど、透き通ってて綺麗だと思ったよ。自信持ったらどうだと言いたいが、あれは自分の体に不備がないか見てるんだけなんだ。彼と会った時に、心も体もきちんとしておかないと思ってね。だから自分の体に100点満点はあげられないよ」
「そっかそこまで徹底してるんだね。彼の出会いはそこまで貴方を変えたんだね。なんかイキイキしてるよ。本当に彼の事好きなんだね」
「本来の自分に気付かされただけさ。でも彼のおかげで自分を見つめなおす事ができた」
彼との話題に妻は少しばかりうらやましそうな表情を浮かべてた。

「彼と付き合ってどれくらいなの?」
「もう一年くらいかな」
「一年かあ。じゃあセックスはしてるんでしょ?」
「してるよ」
妻が込み入った事まで聞いてきた。本来なら彼との事もあるし、答えにくい質問だが、妻が自分を見つめなおし、幸せになってほしいと言う願いもあり、できる限り返答しようと思う。

「彼と一緒になりたいと思ってる?」
「若い時ならそう思っていただろうが、彼は縛られず自由に生きたいと思ってる人でな。はたから見ればセフレのような関係だと思う。あいつも遠くに住んでるし、互いに適度な距離で付き合うのがいいと思う。あいつは自由恋愛派だから、他にもいるかもしれないが、それでもいい。僕と会ってる時だけは、僕だけを見て僕だけを愛してくれればそれでいいと思う」
「最近そういう付き合い方する人いるよね。結婚しても子育てとか落ち着いたら、恋人作りたいとかいたりするよね。でも家庭も大事にしたい。ムシが良すぎるって事もあるかもしれないけど、付き合い方も多様化してるって事なのかもね。私達は相手が同性ってだけなのかもね」
「そう言われればそうかもな」
確かに今の時代、異性間でも結婚して子育てに落ち着いたりしたら、家庭を維持しつつ、恋人を求めたいと言う人間も多いと聞く。性欲が溜まって、それを発散したいと言う事なんだろう。
一見すれば不倫だが、これも見方や捉え方によっては、そういう生き方だってあってもいいと思う。
妻の言う通り、私達夫婦はそれが同性に向かっただけの事だ。

「彼氏は結婚してるの?」
「いいや。独身だよ。さっきも言ったが、あいつは縛られる関係は好まないんだ。昔恋人と一緒に暮らした事あるらしいが、色々あったみたいでな。それで特定の恋人は作らない主義らしい。あいつなりにちゃんと考えてて、相手の家庭に影響があるんだったら付き合わないし、セックスもしないと言ってるしな」
割りきった付き合いのようだが、人を好きになる事、愛する事はパワーがいるものだと思ってる。常に一緒に近くにいる関係だったら、長くは持たないだろう。恋人と言ってもいつも供にいる事は大事ではないとお互いに思ってる。

「お互いちゃんと考えてるから、貴方が好きになったんだね」
「何度か会って、こういう関係がいいと思うようになっただけだがね」
私は彼と幾度と会うようになって、体を重ね、互いに距離が保つような付き合い方になった。まあこれも互いに40年以上生きて、色々と経験してきたからだと思ってる。

「貴方はセックスの時はネコなんでしょ?」
「そうネコだと言う事を自覚している。タチになろうなんて一切考えてないし。自分は受ける側だと最初から思ってた」
「やっぱりネコだったんだね。こういう性格だからタチです。ネコですなんて事はないけど、貴方はネコっぽいと思ってた」
「そういう君はどっちなんだ?」
「私はネコよ」
妻は普段は内気な性格だ。互いの性を告白した事で、妻が色々と聞いてくる。
妻もまた誰かに抱かれたいと言う思いがあるのだろう。


妻のために自分の性や生き方を説く男。

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