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【  2013年03月  】 

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」6

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.01 (Fri)

  昼休みになり、妙子は舞子と少し離れた場所で、冴と話してた。「舞子ちゃんがああいう風にされ始めた頃はいつ頃?」「たぶん、コンクールが終わってからだと思います。1年の時もなにかと絡んでは来てたけど、今よりはひどくなかったです。そういえばあの時からかな?」「あの時って?」「あ、いえこれはちょっと言えないんです」妙子が口をつぐむが、冴は妙子と舞子が冷菜と会ってた事を知ってる事を切りだそうとした。「もしか...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」7

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.01 (Fri)

  舞子は屋上の壁隅に一人で昼食を終え、本を読んでた。そこに花蓮達がやってきた。そこには香奈の姿もあった。「なくなった教科書やノートはあった?」花蓮が不敵な笑みを舞子に向ける。香奈は水の入ったペットボトルを持って舞子に沈んだ表情を向ける。「香奈ちゃんが舞子ちゃんに用があるんだって」「え?」舞子が香奈の方向を向いた。香奈はペットボトルを持って、舞子の方へゆっくり歩いていく。「さあ香奈。さっき言われた通...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」8

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.02 (Sat)

 美紅と香奈は屋上の隅に座った。壁際の反対側に摩果と祥子が座ってた。「本当にこれどうしたの?」「だから買ってきたんだって」香奈の質問に美紅が返す。香奈はジャムパンの袋を開けて、パンを口に入れる。「早く戻ったら。みんな待ってるんでしょ?」「大丈夫。私は貴方と二人っきりになりたかったから。貴方の事をもっと知りたいから」美紅の笑顔で右腕を香奈の肩を組み、香奈は驚いた顔をする。香奈はジャムパンを口にしながら...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」9

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.02 (Sat)

  美紅と香奈は二人で話し続けるのを観て、誠良達は遠くで二人を見守っていた。「おお、二人ともいいムードですな」統哉はニタニタしながら、二人を見る。「統哉君。彼女真剣なのよ」統哉の行為に里実が釘を刺す。「しかしさあ。何で美紅の奴、あいつにこだわるんだろ?」「あいつの過去に関係あるんだろ?」武流の疑問に誠良が答える。誠良の返答に武流は更に続ける。「だとしてもさあ。恋愛となったら話が別だぞ」「だとしても、...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」10

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.04 (Mon)

 その日の放課後、誠良達は帰宅の準備をしてた。統哉と里実は部活に行った。美紅は香奈の前にやってきた。「香奈、Go Home,togher」美紅はテンションの高いノリで、香奈を誘う。香奈は苦笑しながらもゆっくりと頷く。花蓮達が教室に乗り込んできた。「おい、おまえどういう事だよ!」安恵が札束くらいの大きさの白紙の紙を美紅に見せながら、怒声を上げる。「どういう事って何ですか?」美紅は不敵な笑みを浮かべながら問う。「ふざ...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」11

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.04 (Mon)

 一方妙子と冴は自転車で舞子の後を追ってたが、途中で見失ってしまう。「先輩、まりりん。見失いました」妙子がガックリして、自転車を止める。冴は見失った事に頭を抱える。「妙子ちゃん。舞子ちゃんどこで待ち合わせするとか聞いとらんと?」「そういうのは一切聞いてなかです」妙子と冴は道路の端に自転車を停める。冴は頭を右手に抱え、違う方向に目をやるとホンダの白のPCX150と黒と白のCB400のオートバイが目についた。二台...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」12

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.05 (Tue)

  寛斗とピアス男は臨戦態勢に入った。茶髪男は周囲を見回す。「やるんなら早めに片付けろよ」茶髪男はピアス男に速やかに片付けるように促す。ピアス男が寛斗に右フックを放つ。寛斗は瞬時にかわすが、次の左足が寛斗の右わき腹に命中した。寛斗は右手でわき腹を押さえる。「ほら、言わんこっちゃない」妙子は右手で顔を隠し、首を振る。冴はこの状況に無言の表情だ。しかし隆矢は何故か余裕な表情である。「どうした。それまでか...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」13

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.06 (Wed)

 寛斗と隆矢は洋介と対峙してた。「おい、おっさん!琴美って奴に会わせろよ!」寛斗は洋介に強い口調で言うが、洋介は沈黙のままだ。「おっさんって!草又さんはまだ20代後半だぞ」茶髪男は寛斗の態度に苦笑する。寛斗は一歩前に出た。「無視か?ならば力ずくでも、会わせてもらうばい!」寛斗は洋介に右ストレートを放つが、洋介は左手で寛斗の右腕を掴み、左手を思いっきり振った。「うわああああ!」洋介は寛斗を体ごと放り投げ...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」14

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.08 (Fri)

  その日の夜、誠良の部屋では、誠良達が集まって話し合っていた。武流が美紅に話しかけ始めた。「美紅、間倉と何処に行ってたんだ?」「香奈の家の近くまで、一緒に帰っただけだよ。別にやましい事なんかしてないし」美紅は笑顔で武流に答えた。「二人で一緒に帰りたいって言うから、そうしてあげたんだけど、香奈に変な事してないでしょうね?」真岼が美紅に問い詰めた。「し、してないよ。香奈にジャネット・ケイの(LOVIN’YOU...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」15

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.08 (Fri)

  神里邸では舞子が帰る準備をしてた。冷菜が舞子を玄関で見送り、黒いスーツを着た男や女達が車まで案内し、舞子はその車に乗って、邸を出て行った。舞子を見送った冷菜は傍にいる男に、「今日、堀本舞子の送迎を担当した人を私のところに呼んで」「かしこまりました」男は今日のリストを見て調べ上げ、舞子の送迎を担当した全員に連絡をした。その10分後。冷菜のオフィスに洋介、ピアス男、茶髪男、優男、女が冷菜の前に整列した...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」16

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.10 (Sun)

 皆が冷菜のオフィスを出てから、30分後、冷菜は自分のデスクの電話から舞子の携帯に電話した。しかし繋がらなかったので、自宅にかけた。自宅に電話したら、恵美が電話に出た。「お母さんですか?高城です。夜遅くにすいません。舞子さんはもう帰っているでしょうか?」「いいえ、まだ帰ってませんが・・」「わかりました。また30分後にこちらからおかけします。舞子さんに私から電話があった事をお伝えください」「はい。伝えてお...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」17

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.11 (Mon)

 次の日、妙子は舞子に昨日の事は切り出さず、普段と変わらぬ感じで接してた。舞子に対する嫌がらせは続いてたが、その都度妙子が支えてた。 一方、美紅は登校してきた香奈に朝の挨拶を交わした。美紅は日本語、中国語、英語の順に言った。香奈は右唇を歪めた。でも美紅にはそれが何を意味をするかわかってた。 午前中の授業を終え、お昼になって誠良達はいつものように屋上で昼食をとってた。その中で美紅が元気がない。「ねえグ...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」18

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.14 (Thu)

  妙子がすすり泣きしている舞子の下にやってきて、ゆっくりと舞子の前にしゃがみこんだ。「う、うう・・ぐす・・ぐすん」舞子は壊された携帯を見て、声を殺しながら泣いている。妙子は壊された舞子の携帯をゆっくりと手に取る。妙子は何も反応しない携帯を見て、静かに涙を流し始めた。花蓮達三人は妙子と舞子を憫笑する。その様子を観た誠良は三人達に対して、「おいおい君達。友のために涙を流すなんて、すばらしいじゃないかね...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」19

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.16 (Sat)

  妙子は屋上に集まってきた一美のチーム仲間に鋭い視線を送る。その横で立ちあがりそうな花蓮を見た妙子は腹に右足で思いっきり蹴り、花蓮は咳き込みながら両手で腹を押さえる。妙子の暴走を観ていられなくなった祥子が、摩果の制止を振り切って前に出る。「妙子もういいじゃない?」祥子が横から妙子に声をかける。妙子は一瞬、祥子に視線を送るが、すぐに無言でチーム達の人間に目を向けた。「駄目だよしょこ。あいつもう完全に...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」20

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.17 (Sun)

 寛斗と隆矢の出現にチームのみんなは驚いた顔をし、野次馬達はざまめき始める。舞子を襲おうとした男子生徒の一人は隆矢が放って右手の甲に刺さったピックを抜こうとしていた。そんな状況の中、隆矢は一美達のチームの面々に口を開き始めた。「おいおいおまえら、女の子一人で数人はないっちゃないと」隆矢がチームの人間に言い放った。妙子は二人出現に余計だと思い、二人に顔を向ける。「おい!おまえらには関係なか!引っこんで...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」21

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.18 (Mon)

 屋上には更に教師がやってきて、下條もその中にいて、体格の良さそうな松生と言う教師もいる。「何の騒ぎだね?」下條が冷たい感じで皆に問う。花蓮が意識を失って壁に寄り掛かってるのを見て、松生は走っていった。「おい、大丈夫か?」松生は花蓮の肩を揺らしながら呼びかけた。花蓮は意識を取り戻しかけ、目を開ける。下條が他に傷だらけの生徒達を見て、隆矢が倒れてるのには意外な表情をした後、周囲の人間に問い始めた。「喧...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」22

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.20 (Wed)

  生徒指導室に通された誠良達は、両サイドに別れていた椅子に座る。妙子、一美は一旦保健室で治療を受けている。一美の方が先に来て、5分後に妙子が教師に付き添われて、生徒指導室にやってきた。花蓮は病院に行く事になったようだ。生徒指導室では左側に安恵、一美とそのチームの仲間、右側に妙子、舞子、冴、誠良達が座った。武流、統哉、里実、音葉は椅子が足りなかったため、立ったままとなった。外から大声が聞こえてきた。...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」23

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.20 (Wed)

 玉野は冴から誠良に怒りの形相を向き変えた。「どういう意味よ。楷真君?」「言った通りですよ。玉野先生」誠良は笑みを向けながら、冷ややかな視線を向ける。「楷真君。なんて事言うの?」和世が誠良に注意する。「三芝先生。私もいや我々もこの先生には借りがあるんですよ。芳野やそこにいる本山君や畑鏡君が侮辱されたように、我々もこの先生に侮辱されてるんでね。でもその話は置いといて、玉野先生がこの問題を解決できる能力...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」24

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.22 (Fri)

 「いや最初は妙子が一人に相手が二、三人やったちゃね。だから俺らが出る事はなかと思ったとよ。それで相手が多くなって、こりゃ妙子じゃ厳しかねえと思って、俺らも参加したたい」隆矢が下條に説明する。「喧嘩せずに止める気はなかったのかな?」「いやあそうしようと思ったけど、つい手が出ちゃいました」隆矢が照れ笑いしながら頭をかき、シノは右手を頭に乗せてガクッとした。「君達らしいな」下條は薄ら笑いを見せるも呆れた...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」25

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.22 (Fri)

 「じゃあ最初から楷真君達をやるつもりやったの?」和世が一美達に強い口調で問い詰める。「いえ最初は妙子だけでしたけど、楷真達もついでにやろうと思って」一美は下を向きながら説明した。シノも一美を問い詰める。「それじゃ堀本さんへのいじめも認めるのね?」「いえ、いじめはやってません」一美の言葉に優香が反応した。「衛原さん!ここまで来て、その事を認めるないつもりなん?」優香が一美に強い口調で迫った。「だ、だ...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」26

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.23 (Sat)

  話しあいは二時間近くに及び、現在は授業中のため周囲は静かであるため、誠良達は静かに廊下を歩く。そんな中、美紅が口を開いた。「ねえカイ。どうしてあの時、証拠を出すのを止めたのよ」美紅の問いに誠良は周囲を見回しながら中国語で答える。「不是是不是当然。那个时刻拿出动画的话,这个动画是不是怎样的被听见。关联即使没有也我们疑问是不是可以悬挂?(当たり前じゃないか。あの時点で動画出すと、この動画はどうしたの...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」27

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.25 (Mon)

  美紅は下を向く香奈を見つめていた。二人の間に沈黙の空気が流れ、少し離れたところから見てる誠良達も黙って息を飲み、重い空気が伝わってくる。五分くらい経過した後、ついに美紅が香奈に対し、口を開き始めた。「香奈、どうして本当の事言わなかったの?貴方一人がやった事になってるんだよ」美紅が優しく語るも、香奈は黙ったままだ。美紅は黙ってる香奈に更に語り続けた。「香奈、昨日私と一緒に帰った時、私にこういったよ...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」28

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.26 (Tue)

  教室に戻った誠良達は、授業を終え、掃除をしてるクラスメイト達から「授業さぼったな」とからかわれ、屋上での乱闘の事をクラスメイトから聞かれたが、誠良達は適当に相槌を打ってかわした。掃除が終わり、終礼が始まり、和世が入ってくる。「今日の昼休みに屋上で乱闘がありました。それにうちのクラスの何人かが関わってた事が残念に思います」和世の言葉に、クラスメイト達は誠良や真岼、武流、統哉、里実の顔を見て、彼らは...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」29

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.26 (Tue)

  校長室の前に立ってた舞子、シノ、優香は妙子が出て来るのを待ってた。しばらくすると校長室のドアが開き、妙子と妙子の母栄子、下條、玉野が出てきた。「お母さん。娘さんをこういった事を二度としないようにお願いします」玉野はそう吐き捨て、その場を去り、栄子は無言で深く頭を下げた。妙子の沈んだ表情を見た舞子は目に涙を溜めて口を開いた。「たえ、ごめんね。私のせいで」舞子は妙子の胸で泣き始め、妙子は無言で舞子の...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」30

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.29 (Fri)

  舞子は教室に戻って鞄をとって自転車置き場に歩いて向かっている途中、妙子の停学の事でいまだに自分を責め沈んだ表情を浮かべる。自分の自転車の前に来た舞子は鞄から自転車の鍵を取り出そうとしたが、自転車の鍵がない事に慌てふためく。「え、え、自転車の鍵がない!」舞子は鞄の中を隅々を調べるが、それでも見当たらない。その様子を舞子の見えないところで生徒指導室にいた理代と美波がいた。美波は舞子の慌てた行動を見て...全文を読む

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」31

CHAPTER2「悲哀の少女・前編」

2013.03.31 (Sun)

  武流は皆の見えないところで、小型のビデオカメラを向け、一美達を監視していた。ふと違うところに目を向けると、わずかながらも音葉の姿が見えた。「何故音葉がここに?」と思いつつも、一美の監視を怠る訳にもいかず、音葉を静観する事にした。「鍵をちゃんと取ってきたか?」安恵の問いかけに、美波は唇を緩め、ブレザーのポケットに手を突っ込む。しかし鍵がない事に気づき、しだいに美波の表情が青くなっていく。その表情を...全文を読む

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