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「Music of Life」
FINAL CHAPTER「親愛の贈曲」

FINAL CHAPTER「親愛の贈曲」45

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水穂が口を開く。
「学人。警察の動き見れる?」
「うん。ちょっと待って。あれ動きがちょっと遅いな」
学人はタブレットの画像の切り替わりに違和感を感じる。

「ちょっと貸して」
水穂は学人からタブレットを受け取って、画面をタップし始める。
「できたよ。これでいいんじゃない」
「あ、よく見える。ありがとうお姉ちゃん」
学人は調子の悪いタブレットを修正した水穂に謝意を述べる。

「へえ。さすがは通信に置いてコンタクターが一目置く姉弟ね」
ギャル系の女子生徒がからかい気味に二人を褒める。
「なんか皮肉にしか聞こえないよ。サヤ」
水穂が口を尖らせながらサヤに返す。

父親が口を開く。
「おーい。時間がないぞ」
「お父さん。ごめん」
「おまえもそうだが、この子達もだ」
父親がカズキ達に視線を送る。
「ああすいません」
カズキが声を出して頭を下げた。

母親が口を開く。
「君達、”依頼人”からの依頼内容はわかる?」
「ええ。暴走した4組全員に”休暇”を与える事でしょ?」
「そうよ。できる?」
「やりますよ。”依頼人”の意図から外れ、流されてしまい、あげくの果てに人を死なせようとしてしまった奴らには、本当の意味での死を与えないとね」
カズキが冷笑を浮かべながら返答する。

学人が口を開く。
「お姉ちゃん。どうしてここを合流地点にしたの?学校からちょっと離れてるけど・・」
「ここはね。学校と繋ぐ秘密のルートがあるのよ。この林道を抜けて行った先にね。この事は教職員、生徒。それに楷真誠良達も知らないわ」
学人の問いに水穂が説明する。

学人が水穂に問い続ける。
「堀本舞子って言う人は大丈夫なの?」
「大丈夫よ。死にはしない」
「どうしてあんな事に・・。ニュースでは屋上からの転落事故になってるけど、クラス全員で、その堀本って言う人を・・」
「学人。これ以上聞くのは辞めなさい。お姉ちゃんも大変だったんだから」
母親が学人に水穂への質問を止めさせ、学人は口を閉じる。

ショージが口を開く。
「俺らは詳しく知らないが、学人君のお姉ちゃんと武美、それにあいつらは相当焦ってたと思うよ。下手に動くと楷真誠良達に目をつけられるだろうしね。そうなればそっちの方が厄介だし」
「うん。そうだね」
学人は力ない返答をするも、納得はした。

父親が口を開く。
「やる事はみんなわかったな。水穂、父さん達と一緒に行くぞ」
「姉ちゃん行こう。僕と姉ちゃんで後方支援をしないと。コンタクターには叶わないけど、二人力合わせればできるよ」
「そうね。じゃあみんな頑張ってね」
水穂は武美達に別れを告げ、ワンボックスカーに乗り込み、学人と両親と供に、その場を去り、武美達は4人を見送った。

車の姿が見なくなり、ショージが口を開く。
「あのガキんちょ。相当な姉ちゃんっ子だな」
「あの子まだ小学生だし、あの二人は唯一血の繋がりがあるからね」
「よく知ってるな武美」
「まあ水穂とはそれなりに組んでるし、打ち解けたらそれなりの事を話すし、“依頼人”に出会う前から、あの二人は一緒だったって言うしね」
武美がショージに学人と水穂の関係性を返答する。

カズキが不満そうに声をかける。
「ねえ。もう行こうよ。こいつずっと背負うの大変なんだから」
「ああそうかごめん。ごめん。じゃあみんな行こう」
カズキの不満にショージが苦笑し、武美達はその場を離れた。


学人、水穂と両親と言う謎の家族については「BLACK PARKA」で描く予定です。
武美達の正体とは?そして4組にいる仲間達とは?
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