「Music of Life」
CHAPTER1「青春のプロローグ」

CHAPTER1「青春のプロローグ」17

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 次の日、妙子は2年4組の教室に入って、先に入ってた舞子に声をかけた。
「まりりん。おはよう」
妙子は元気よく舞子に声をかける。舞子は小さく会釈した。

「それでまりりん。どうやったと?」
「うん、あれからまた高城さん達が来て、お母さんと一緒に話を聞いたの?」
「それでどうすると?」
「うん、やってみようと思う」
「そうか。まりりんがやりたいんだったら、あたしは止める権利はなかっちゃね」
舞子は元気がなさそうに答えたが、笑顔だった。妙子は舞子を心配しつつも、舞子の決心を理解した。

そんな二人の前に花蓮と一美がやってきた。
「あらあ舞子ちゃん。この前のコンクール優勝おめでとう」
花蓮は祝辞を述べたが、その顔には舞子に対しての悪意を示す表情が浮かび上がってる。
「あ、ありがとう」
舞子は小さく頷いた。

「なあ舞子ちゃん。本当なら花蓮が出場する筈だったとよ」
一美が腕を組み、舞子に絡み始める。
「あんたらまりりんに何か用?」
妙子が絡んできた二人を睨みつける。

「ああ怖いね妙子ちゃん。まりりんだって。犬の名前みたいじゃない。あははは」
花蓮が二人を馬鹿にした感じで笑った。
「おまえ!その名前を侮辱するのは許さんぞ!」
妙子は右手で花蓮のブレザーの襟を掴む。

一触即発の状態に周囲は騒然とし始める。
「たえ、辞めて」
舞子が妙子を制止し、妙子は花蓮のブレザーを掴むのは辞めた。

「あらあごめんなさい。私達、舞子ちゃんにお祝いを言いにきたのよ。一美」
花蓮は猫なで声で言って、一美はブレザーに右手をつっこみ、取り出したものを舞子の頭に切り刻んだ紙を降らした。
「舞子ちゃーん。優勝おめでとう」
花蓮は甲高い声をあげ、一美はブレザーのポケットから紙を舞子の頭に降らした。
「おまえらいい加減にしろよ!」
妙子は二人に食ってかかる。
「お願い辞めて!」
舞子は頭に降られた紙を手で払いながら、妙子を制止する。
「あらあごめんね」
花蓮は謝ってるも顔は笑ってた。

「妙子、あんた本山と畑鏡と仲がいいからって調子乗ってるんじゃなかよ!」
一美が妙子が挑発する。妙子は睨んだが舞子を気遣って、これ以上は手を出さなかった。

周囲は徐々に妙子達のやりとりから観るのを辞めて、自分達の会話に戻っていく。

眼鏡のフレームを人差し指であげた蒲生音葉はその状況に顔を強張らせてた。

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~ Comment ~

NoTitle

やっぱりコイツかっ!!全部コイツかっ!ってな気分です(笑)
同じ教室に通ってるとかなんでしょうかね?
権力をかさに着て、わがまま放題な感じですね、ほんとに!!

ちなみにもしもし妙子さん!?
どこぞの男の子かと思いました(笑)
なかなかの啖呵っぷりで(笑)
かっこいいッス!!
  • #389 ぐりーんすぷらうと 
  • URL 
  • 2013.11/29 17:27 
  •  ▲EntryTop 

ぐりーんすぷらうとさんへ

まあこれから舞子に降りかかる災いの原因になる人物達ですね。
権力を笠にきて、やりたい放題やる奴っていますよね。

妙子の事も褒めてくれてありがとうございます。
これほど友のために体を張れる人はいないですからね。
妙子はそういったところはこれからですよ。
でも確かに男の子っぽいですね。
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