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「短編、SS、読み切り」
京に咲く二つの華

第五話「愛撫」(R18)

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カルメンと未怜はそれからもデートで色んな場所を観光して楽しんだ。

付き合って一ヶ月経とうとした頃の夕方。カルメンは自宅マンションで未怜が来るのを待ってた。未怜は家族には友人の家に泊めると告げている。そして壁に備え付けの電話の着信音が鳴った。
マンションはオートロック管理となっており、カルメンは受話器に出て、インターホンの画面で未怜の姿を確認する。
「入ってきていいわよ」
カルメンは電話の暗証番号を押して、マンションの自動ドアを開けた。
画面を見ると未怜は笑顔を向けて、その場から去った。

数分後に玄関のチャイムが鳴り、カルメンが未怜を出迎えた。
「カル。あんた結構いいとこ住んでるやん。ひょっとしてあんたお金持ちのお嬢さん?」
「まあそんなとこかな」
未怜の問いにカルメンは軽く流したように答えた。

「お邪魔します」
未怜は部屋に入って、マンションの部屋の豪華さに驚いた顔をした。
「へえーめっちゃすごいやん。やっぱお金持ちなんや」
「そんな事ないよ」
カルメンは笑顔で流した。

未怜はテーブルの上に置いてある写真建てに入ってる写真に注目した。写真は真ん中に若々しい顔つきの青年、左にショートカット風の女の子。そしてその青年の左肩に右手を乗せて笑ってるカルメンの姿が映ってた。
「この子ら誰なん?」
「ああ、この二人は私の昔からの親友よ」
「日本人?前言ってたお友達ってこの子ら?」
「そうよ。でもここ最近会ってないけどね」
カルメンは写真を観て、軽く微笑んだ。

「この子らあんたのそういうとこ知ってんの?」
「勿論、知ってるわ。いつも私のやる事に釘を刺してくるんだけどね」
「ビアンと言うことを?」
「いや。私がかわいい子見るとすぐに走っていくところとかね」
「ああ、そういう事ね。あたしと初めて会った時もそうやったなあ」
カルメンと未怜は写真を見て談笑し始めた。
その後二人で夕食を作って食べて、ワインを飲みながら、テレビみて談笑してた。

「カル。あたしお風呂入るわ」
「ああそうね。沸かしてくる」
カルメンは風呂場に行って、壁に備え付けられてるボタンを押して、風呂の準備を始めた。
ボタンを押して風呂が湧き出し始めた事を確認したカルメンが脱衣場から出ると、未怜の姿があった。
「どうしたの。未怜?」
「なあカル。不思議に思ってん。デートの時、いつも胸やお尻を触ってくるけど、肌見せることこまでいってへんやん。確かにあたしが歳を重ねて、恥ずかしいと言うのもあるけど、あんたやったらいつでも見せてもいいんやで」
未怜の気遣いにカルメンは自責の念に襲われ、悲しい表情を浮かべる。
「違うの。違うのよ。未怜。私なのよ。私色んな人と付き合ってきたけど、下着まで脱いで行為に及んだ人はほんの数人くらい。貴方の事好きだし、愛してるよ。でも見せてもいいかって悩んでてさ。だから・・そうって事で失望感与えるか心配だったの」
カルメンは沈んだ顔に未怜は右手を左肩にかけ、優しく微笑む。

「タチ特有のやつみたいやな。やる方は服脱がへんってたまに聞くからな。でもあんたの家まで来た訳やし、抱いてほしいと思ってる。でもあんたは脱ぐの嫌やったら、無理せんでいいで」
「下着くらいまでは見せれるようになりますよ」
カルメンは小さく微笑み、未怜と軽く唇を合わせた。

「ほな入るわ」
未怜がそう言って、カルメンは脱衣場を出て、ドアを閉めた。

カルメンはMSMをふかしながら、未怜の事を考えていた。
未怜は歳を重ねた事がコンプレックスだったが、カルメンと接する事で自信を持ち、心を開き、やがて自分の姿までさらそうと勇気を持った。カルメンはそれに応えられるか不安だったのだ。

カルメンはテーブルに置いてある写真に目をやった。
「ねえ二人とも。私が自分を見せたいって言う人に出会ったよ。歳が離れてるけど、あの人にならいいよね」
カルメンは写真を見て笑みを浮かべた後、ソファから立って、脱衣場に走っていった。

脱衣場に入ると、シャワーの音と風呂扉のガラスからシルエットのように見える未怜の裸体に興奮した。
「未怜。私もそこに行くわ」
カルメンは衣服やズボンを未怜に気づかれる事なく、静かに脱いで風呂扉を開けた。

開いたその先に未怜の裸体が目に飛び込んできた。未怜もカルメンの裸体に驚愕の表情を浮かべている。
「カ、カル。無理せんでいいって」
「貴方が見せてるのに私が見せないのは失礼じゃない。それに想像してた通り、未怜の身体は美しいね」
「そ、そんなんちゃう」
未怜は顔を赤くして両手で胸を隠した。
カルメンはそっと両手で未怜の隠してる両手を解いた。未怜の身体は歳を重ね、更に磨きがかかり、より美しく白い肌だ。

「I do a beautiful body.(綺麗な身体をしてるね)。 未怜」
未怜は意味は全てわからなかったが、自分に対する心の込めた言葉と感じ、笑みを浮かべた。
「カルも綺麗な身体やな。ほんまに美しいわ」
未怜はカルメンの肌にそっと触れた。カルメンの透き通った白い肌。引き締まった体つきに、絶妙なプロポーションに未怜は目を奪われていた。

そしていつの間にかカルメンに両腕を通され、互いの肌を密着され、シャワーのお湯を浴びながら、互いの身体が熱くなり始める。
「私たちの華を咲かせましょう。お互いの愛が繋がる時、お互いの華が咲き開く」
「うん」
未怜の小さな返事に、カルメンは未怜と唇を交わし、首筋やうなじに口付けをして、未怜の声が微かに漏れる。
「いい声よ未怜」
カルメンの言葉に未怜はクスっと笑う。

そしてカルメンは泡の含んだボディタオルを未怜の身体に優しく触れ、未怜の身体に泡をつけると同時に未怜の身体の箇所にあちこちと口付けをする。未怜は声を漏らしながらビクッビクッと身体が揺れた。未怜の声がシャワーの音で書き消される事もなく、風呂場に響く。

そしてカルメンは泡のついた未怜の肌に密着させ、自分の身体にも泡をつけ始めた。
「貴方の泡を分けてもらうわ」
「ええで」
未怜は小さな声で答えた。

泡を全部つけたカルメンは未怜と肌を密着させ、こするようにして身体を上下に揺らした。その行為に未怜は気持ちよさそうな表情を浮かべた。
互いに向き合い、両手を絡ませ、唇を交わしながら、互いの身体をシャワーで洗い落とした。

お湯の含んだ浴槽に泡を含んで、泡風呂となり、二人の間に言葉を交わす事なく、浴槽に入った。
カルメンが足を広げ、その間に未怜が後ろ向きに未怜がカルメンの股の間に身体を入れ、カルメンの身体に密着させた。
「ええ泡風呂やね」
「そうよ。ここはもう私達二人だけのバスルーム。私と未怜だけの世界」
カルメンはそうやって後ろから未怜の首に両腕をかけて、未怜を寄せた。互いに動く事なく、泡風呂の中で二人は密着させたまま、互いの愛を感じとってた。

カルメンと未怜の二人の世界。
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~ Comment ~

タチの方は裸を見られるの嫌がるんですね。何でなんでしょう?
ビアンの方は相手がビアンの素質があるかどうか見分けられると聞いたことがあります。二人もそんな勘が働いてしかも裸を見せても大丈夫なくらいの存在になれたんですね。
二人でお風呂。なんだか心許しあってる感じがします♪人とお風呂に入るのは温泉行った時くらいで二人だけでとか恥ずかしくてとても私には出来そうにないです(^-^;

たおるさんへ

この物語は自分勝手に書いてますが、とあるセクマイの掲示板やブログでそういった事があると書いてあったんで、これを採用しようと思っただけです。実際はどうなのかは私も詳しく知らないんですね。人それぞれじゃないですかね。

愛しい人だからこそ、自分を見せられると言う事を描いてます。だから二人でお風呂に入れるんですね。

自分も基本は一人で入ってますよ。誰かと一緒に入るのは友人と旅行して、温泉に入る時くらいです。
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