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「Music of Life」
CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」

CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」11

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4組の生徒達が揉めている風景を観た誠良達は計画通りと言う表情になる。

昨日の日曜日に玉野について一美の携帯に送信した後、4組の生徒達の携帯にPCで潜入し、メールやWCL、Twitterのやりとりなどを探り、舞子のいじめについて書き込んでいる部分があると、その携帯に侵入して乗っ取りを企て、誠良達は嘘の書き込みや動画を添付した。

4組の生徒達をバラバラにするためだ。たとえ嘘の書き込みや投稿、動画などは自分の預かり知らぬ部分でも、それがなんらかの形で公になれば、誤解だと言っても、形があるため不信感が漂う。
それを証明するにも時間がかかるため、少しでもやましい事があれば反論がやり辛い。その部分を狙っていたのだ。

花蓮に近い一美、美波、竹森はそういう事を書きこまないよう、花蓮から強く言われてるため、WCL、twitterには書き込んでないが、他のクラスメイトはただ流されて、いじめに参加してるため、その事が花蓮から行きとどいてないと言うのもあって、書き込んでいる者もいた。

「おまえ何書いてるんだよ!」
「知らないって!これはあたしじゃないよ!」
「俺達の悪口も書いてるんじゃないだろうな?」
「はあ!何でそうなるのよ」
こういった会話が4組の中で、あちこちで交わされ、教室中に不信感が漂っている。

「私の悪口まで書いたんじゃないでしょうね?」
玉野が揉めている生徒達に詰め寄っていく。
「変態教師はひっこんでろ!」
男子生徒が玉野を右手で軽く突いた。
「何よ。そんな言うなら書いてるんでしょ?」
そう言って一人の女子生徒の携帯を取り上げ、携帯を観た玉野は表情を強張らせた。
その女子生徒の携帯には、twitterに玉野の不埒な動画と書き込みがあったのだ。

「よくもよくもよくも、こんな動画や書き込みをしてくれたわね!」
玉野はその女子生徒の携帯を床に叩きつけた。
「何すんのよおお!」
女子生徒は叫びながら、携帯を拾い、ディスプレイにヒビが入ってるのを観て、涙ぐんでた。
誠良達は黙ってそのやりとりを見つめた。

「他に書いた人はいるの?」
玉野が生徒を恫喝し、生徒達は口を閉じてしまう。
「蒲生さん。貴方も書いたんでしょ?」
「何で私が書いたと思うんですか?」
玉野は音葉に問いただすが、音葉はさらりと交わした。
「携帯見せなさい」
玉野は右手を出して携帯を差し出すように要求する。
「どうぞ」
音葉はブレザーの右の内ポケットから携帯を出して玉野に渡した。

「暗証番号は?」
「6・・53・・4」
玉野は音葉の言う通り、暗証番号を打ち込む。しかしその瞬間、右手にしびれが走った。
「うう、ああ・・あ。な、なんなのこれ?」
玉野は顔を歪ませ、携帯を手放した。携帯はゆっくりと地面に落ちていくが、音葉は左手でキャッチした。

「あら。玉野先生失礼しました。その携帯は盗難防止のために、他の人間が暗証番号を押すと電気が走るようになってるんですよ」
「なんなのよそれ!だったら貴方が暗証番号を押しなさい」
「どうしてですか?」
「貴方が私の悪口をSNSに書いたと思ってるからよ」
「だから何で私が書いたと思うんですか?」
「あ、あんたのその見透かした態度が気に入らないからよ!」
玉野は音葉の携帯を取り上げようとするが右手を伸ばすが、音葉が次の瞬間、左手で玉野の右手をねじ伏せた。

「な、何するの?暴力?教師に暴力奮うなんて言語道断よ!」
「貴方だって散々言葉の暴力で、妙子さんや舞子さんに奮ってたじゃないですか?いや舞子さんには暴力を奮ってましたよね?」
「証拠は何処にあるのよ?」
「それも動画にあがってるんですよ」
音葉は冷ややかに玉野に返した。

「あ、ほんとだ」
生徒達が携帯で玉野が舞子に罵声を浴びせるシーンや、暴力を奮うシーンの動画が添付されていた。
「だ、誰よ。こんなの貼ったの?」
玉野は教室中に喚き散らす。
「どうせ音葉でしょ?」
「何が何でも私のせいにしたいようですね」
女子生徒の発言に音葉はため息をついた。

「おまえはクラスを乱したからな」
「まだそんな事言ってるんですか?舞子さんや妙子さんの次は私を攻撃するんですか?いいでしょう受けて立ちます。しかし私は貴方達下衆にやられるような相手ではありませんよ」
音葉は笑みを浮かべながらクラスメイトに挑発した。
「なんだとおお」
男子生徒二、三人が音葉に向かっていく。

「音葉の言う通りばい。あんたらじゃそいつに叶わんとよ」
沈黙をしていた理代が席を立って発言をし、みんなは理代に目を向けた。

花蓮の仲間だった理代が沈黙を破る。
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