FC2ブログ

「Music of Life」
CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」

CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」12

 ←3月になりました。 →CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」13
誠良達、優花、松生、下條、そしてクラスメイト達が理代に目を向ける。

「ちょっと理代。あんた花蓮達の仲間だったのに、裏切ってうまく逃げたでしょ」
「そうよ。さっきも腕組んでてなんもしなかったくせに」
「裏切ったと言うより、花蓮達についていけんと思ったからばい」
女子生徒達の意見に理代は鼻で笑い、あしらった。

「おい内原。こんな奴かばうのかよ」
「いやあんたらばい」
「こんな奴の言う事なんか聞くな。いくぞ」
男子生徒2人は理代の忠告を聞かず、音葉に向かっていく。

音葉はねじってた玉野の腕を離して、臨戦態勢をとる。
「おいこら。辞めんか!」
「辞めなさい。あんた達」
松生と優花が音葉に向かっていく男子生徒に注意をするが、男子生徒2人は耳を貸さず、音葉に向かっていく。
この状況を下條は冷静に見つけ、誠良達は余裕の表情を浮かべる。

男子生徒の一人が音葉に掴みかかろうとした瞬間、突然違う方向から腕を掴まれ、足を払われ、尻もちをついた。
尻もちをついている男子生徒の隣に理代が立っていた。
「おい内原。何すんだよ!」
男子生徒は理代を見上げながら、大声で抗議した。
「あんたらそのまま行ってたら、腕をねじ曲がれとったよ」
理代は腕を組んで、誇らしく返した。

「理代さん。どういうおつもりですか?」
「どういうつもりって?こん人らがあんたを攻撃すると言うなら、あたいが適任だと思ったからばい」
「舞子さんへのいじめにも積極的じゃなかった貴方が今になってどうしてですか?」
「あたいは強い奴とやるのは好きとよ。花蓮も舞子をやるには、妙子が邪魔やったみたいやけん。直接的にやるにはあたいをぶつけたかった訳みたいやけん。だからあたいに近づいたんやと思う。確かに妙子は強いし、いつか手合わせして、ぶちのめしたいと思ったとよ。でも妙子よりも興味があんたに移った」
「興味が移ったとは?」
理代の返答に音葉は少しばかり、表情が堅くなりだす。

「今だからあんたがこの人達でも簡単に倒せない相手だとと言う事はわかっとっちゃけど、あたいは前からわかってたと」
理代の答えに音葉は目を鋭く向ける。

「内原の奴と尾永とアレだったから、もしかして音葉に・・。うひひ。・・いてて」
統哉は理代の台詞に小声でつぶやくが、それを聞いた里実が睨みつけながら、左踵で統哉の右の甲を無言で踏んだ。

「わかってたとは?」
「あんたを観てると、歩き方や目の配り方、しぐさに隙がないったい。そこにいる楷真君達もそうっちゃろ?」
理代の台詞に誠良達は驚愕の表情を浮かべた。

「あたいは格闘技習ってたからと言うのがあるんやろうけど、人を観て歩き方とか観て、癖とか見つけるのが好きったい。一年の頃からあんたら観て、他の人達とはなんか違うと思ったたいね」
理代は人差し指を振りながら笑顔で語った。
“こいつはちょっとばかり脅威だな”と誠良は思った。

理代が格闘技、合気道、空手を少々習っていたのはデータにあるのは知っていたが、歩き方やしぐさから人を判別できるのは想定外だ。
こういうところから誠良達の事が知られる可能性があると少しばかり危機感を抱いていた。

予想外の伏兵に誠良達は?
よろしければポチッと
にほんブログ村 小説ブログ 学園・青春小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト





総もくじ 3kaku_s_L.png 私事
総もくじ 3kaku_s_L.png BLACK PARKA -ブラックパーカー-
総もくじ 3kaku_s_L.png 短編、SS、読み切り
もくじ  3kaku_s_L.png はじめまして
総もくじ  3kaku_s_L.png 私事
総もくじ  3kaku_s_L.png BLACK PARKA -ブラックパーカー-
総もくじ  3kaku_s_L.png 短編、SS、読み切り
  • 【3月になりました。】へ
  • 【CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」13】へ

~ Comment ~

NoTitle

私は強くないので。。。
対象外ですな。。。
( 一一)


ケンカはからきし駄目なのです。

LandMさんへ

私も全然強くありません。
喧嘩は昔からからきし駄目です。

彼らのように強いのは、自分にとって幻想ですね。
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【3月になりました。】へ
  • 【CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」13】へ