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「Music of Life」
CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」

CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」23

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冴がタブレットにタッチし、画面に向かって声をかける。
「高城さん。全員揃いました」
「わかりました」
タブレットからの声は冷奈だった。
「えええ!Dって先輩の事かと思ってました」
「俺もそう思いました」
統哉と武流が甲高い声を上げながら驚いた。
「私の事でもあるけど、全てが私って事ではないとよ」
冴がDについて武流と統哉に説明をした。

誠良が口を開く。
「では電話したのは高城さんだったんですね?」
「そうよ。何を話したかは後で言います。まず今回の件について報告してもらいます」
「わかりました。まず我々は西寺花蓮とその取り巻き連中の携帯のメール等の履歴を調査して、同じクラスの女子生徒を追い込みにかける事がわかり、クラスを疑心暗鬼等を浸透させ、混乱させるために、掲示板に告発文を貼り付けました」
「それでどうしたの?」
「逆効果でした。逆に彼女は追い詰められるはめになりました。それで彼女は教室から逃げて、クラスのみんなが彼女を追いかけました。我々は追いかけていったクラスの人間達を阻止するため、二手に分かれて、待ち構えました」
「その時の位置はどうしたの?」
「彼女が逃げるところは音楽準備室とわかっていたので、自分とまゆとグッピーは第二校舎の踊り場で待機しました」
「後の人間は?」
冷奈の問いに武流が口を開く。
「えーと俺と統哉と里実は・・・」
「反対側の階段の踊り場でしょ!」
言葉を濁す武流に、呆れた表情で里実がフォローに入った。武流は照れ笑いを浮かべた。

「最後に音葉は何処にいたの?」
「私はクラスのみんなとまい・・いえ彼女を追いかけました」
音葉は舞子の名前を言いそうになるが、すぐに言い直して冷奈に報告をした。

冷奈の質問が続く。
「それでどのようにして阻止しようとしたの?」
「待機していた地点でプラスチック型の閃光パイプを投げつけ、目をくらませた後、数人をスタンガンで気絶させ、数人を見えないところに運んで隠しました」
誠良が淡々と報告を述べた。
「あー俺達も同じっす」
誠良に続き、統哉は甲高い声をあげてタブレットの画面に向かって叫んだ。

「それで全員阻止できたの?」
「いえできませんでした。思ったよりバラバラに行動していて、いつの間にかクラスの人間に囲まれました。それにこの件に関連している自分のクラスの女子生徒が、その一味に連れて行かれたので、その女子生徒を取り返す事も視野にいれました。派手な動きができないと思いつつ、やむを得ないと考えで、強制突破を考えましたが、思わぬ助けが入りました」
「思わぬ助け?」
「ええ、自分の学校の定時制に所属する男子生徒二人です。その二人が数人倒したという事もあり、突破の手間が省けました」
「わかりました。では武流達、音葉はどう行動したの?」
誠良の報告を聞いた冷奈は武流達に質問を向けた。

武流が口を開く。
「ええと俺達は数人を阻止しましたが、何せバラバラだったので、全員といかず、それからみんな屋上に向かってるとの情報が入り、三人で屋上に向かいました」
「それで音葉は?」
「私は先程申したように、クラスのみんなと行動しつつ、誠良さん達にメールでクラスのみんなの行動を伝えました。しかし全員の行動まで把握できなかったので、後に武流さん達と合流して、屋上に向かいました」
音葉はそのように報告した。

誠良達の行動とは?
こちらをクリック↓
CHAPTER3「悲哀の少女・後編」23


それから屋上の出来事を誠良が主に話した。
武流と統哉は里実と音葉の提案で屋上から離れ、万が一のために運動場にある倉庫からエバーマットを二つ持ってきた事。
誠良は舞子と香奈の名前は出さなかったが、香奈を助ける事を前面に出しつつ、舞子も救出するつもりでいた事を話し、香奈が安恵と対決させたのは香奈の勇気を出させる事もあったが、香奈の行動を見て、クラスメイトの心に届き、馬鹿げた事を自覚してもらう狙いがあったが、保身のためか、身を引き方を誤ったのか、舞子に爆竹などの攻撃をしかけ、舞子の屋上からの落下と言う事故を防げなかったと語った。目立つ行動は控えるためと言え、力不足であった事を誠良は謝罪した。
「かと言ってこういった事故に発展した事は貴方達のミスよ!」
冷奈はその点に関しては強い口調で誠良達に叱責し、誠良達は言い返せなかった。

屋上での出来事は?
こちらをクリック↓
CHAPTER3「悲哀の少女・後編」26


「それで冴。貴方の事も聞かせてもらうわ」
冷奈は冴に尋問を向け、誠良達は冴の方に顔を向けた。

冴の報告とは?
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~ Comment ~

NoTitle

なるほど。つながりがあるようなこと、前に言っていましたもんね。
Dはかなり大きな組織なのかな? 
どういう人たちがそれを名乗れるのか、興味がありますね。

椿さんへ

Dと言うのはコードネームのようなものです。Dと言うのはある意味特権階級なみの力を持ちます。
名乗れるのはそれ相応の能力のある人間です。冴は推理力でDと言うのを利用してます。
誠良達にもそれなりのコードネームを持っています。

組織は最初から考えてましたが、どういう形にするのか?今も模索中です(笑)。
ただ一般の人には絶対知られないもので、知ってしまうとそれ相応の対処があります。
一般社会から大企業などの悪事を法の範疇を超え、表に出せない悪事を働く者に対して、相応の制裁を与える秘密組織ネットワークです。世界中に貼り巡らませています。
基本は社会の基盤、大企業とかの不正を秘密裏に処理するのが基本ですが、誠良達は普通の生活に潜むものと考え、その技術を生かしています。しかしこの世界にも色々と決まり事や制約もあって厳しい世界でもあります。

誠良をヒーローや正義とかで描くつもりはなく、悪党のように描いています。でもこの物語を書いてそういった部分をまだまだ出せてないなって思いますね。
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