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「Music of Life」
CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」

CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」25

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美紅がタブレットの向こう側にいる冷奈に声をかけ、冷奈の返事が返ってくる。
「頼みとは何ですか?美紅さん?」
「えーと」
少し離れたところにいる香奈を横目で見ながら、タブレットに語りかける。
「香奈、間倉香奈を私の部屋に一時的に置いておきたいんですが・・」
美紅の言動に誠良、真岼は苦い顔を浮かべ、里実、音葉、冴は白い目で見る。

「一時的じゃなくて、ずっと居させるつもりじゃないのお?」
統哉は鼻の下を伸ばしながらにやける。
「そうやって彼女を連れ込んで、お下劣な事をするつもりでしょう」
音葉は腕を組みながらあきれ顔を美紅に向けた。
「ちょっと何でそうなるのよ。香奈は今大変な立場じゃない」
美紅はみんなに反論を返した。
「そりゃグッピー。日頃の行いが悪いからでしょ」
真岼も腕を組みながら意見を述べる。

「皆さん。私をそっちのけで話すのは辞めてください」
タブレットから冷奈の怒鳴り声が聞こえ、誠良達は一斉に静まった。
再びタブレットから冷奈が語りだす。
「美紅さん。間倉香奈についてはデータが届いてます。彼女はネグレクトを受けて母親がもう何日も家に帰ってないみたいです。もう警察や役所にも情報が届いてるし、貴方がどうこうしなくてもいいのでは?」
「警察や役所に情報が届いても、今ここで事件があった以上、メディアは香奈の事でも追うつもりではないかと思います」
「間倉さんの事は私がDの権限で、外には漏らさないようにしています」
「それはわかりますけど・・」
「それは貴方が間倉さんに特別な感情を抱いてるからではないですか?」
冷奈の問いに美紅は口を閉じた。

誠良が一歩前に出てタブレットに語りだす。
「我々は一般社会で生きる人達とは一線を引いて生きています。確かに彼女の提案は我々の存在が知られる可能性があります」
「その通りよ。我々はあらゆる案件に法の枠を超えて踏み込む事ができる。だからこそ世間一般に我々のような人間がいる事を知られてはならない」
「ええそうです。我々は正義とか大義名分でこのような事を実行する訳でなく、世の中のバランスを整えるためにいるだけです。しかしこのような一般と呼ばれる世界で生きる中でも人生を悪い方向へ変える危険が存在します。今回の少女の事故もそういった一般社会での危険から生まれたものです。間倉香奈もそういった出来事の犠牲者です」
「そうよ。だからと言って貴方達に近づけば、それを知られる危険性が高まるわ。知られれば彼女になんらかの制約をかけなければいけなくなります」
タブレットから冷奈の強い口調が返ってきた。

そんな中、香奈が誠良達の方に近づいてくる。真岼と美紅は香奈の方に走っていった。
「香奈ダメよ。今こっちに来ちゃ」
美紅が柔らかい口調で言い放った。
「わ、私、な、なんとなくわかってた。美紅さん達が私のために何かしようとしてるの」
「え?」
美紅は香奈の発言に驚愕の表情を浮かべた。

真岼も同様な表情を浮かべ、香奈に問い始める。
「ちゃっと待って。私達の話聞いてたの?」
「ううん。それは聞いてなかったけど、さっき美紅さんが私の事でみんなと揉めてたみたいだから」
香奈は下を向いて真岼に小さく返答した。

タブレットから冷奈が問い始める。
「間倉香奈が近くにいるの?」
「え、ええそうです。何故です?」
冴は声を詰まらせながら返答をした。
「貴方達の位置をなんらかの形で観る事ができるわ。注意力が足りないわよ」
「すいません」
冷奈の叱責に冴は小さく謝罪し、誠良達は浮かない表情を浮かべる。
「わかったわ。間倉香奈と話します。彼女をこちらに連れて来てください」
「え?よろしいんですか?」
冷奈の指示に音葉は驚愕の表情で返した。
「彼女には両親が不在よ。制約に手間が少なくてすむわ」
冷奈の言葉を聞いた誠良は利害的なものを感じた。

里実が真岼と美紅の元に走りだし、冷奈の事を話し、香奈を連れて誠良達のところに向かってきた。
「香奈ちゃん。このタブレットの向こう側にいる人が貴方に話があるとよ」
冴はそう言ってタブレットを香奈に向けた。
「初めてまして間倉香奈さん。私はDです」
冷奈がタブレットを通して香奈に語り始めた。

冷奈は香奈に何を語りだすのか?
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~ Comment ~

NoTitle

香奈ちゃんが勇気を出しましたね!
冷奈さんはどんな話をするんでしょう。
頑張れ―香奈ちゃん。

椿さんへ

香奈は勇気を出したと言うより、何かを察して誠良達に近づいたのです。
美紅と供にするなら、いずれは誠良達の事を知ってしまうから、それはいつにするか悩んだけど、今にする事に決めました。
冷奈は香奈に厳しい事を言うと思います。自分も今は何を言うのか?考えてる最中です(笑)。
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