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「Music of Life」
CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」

CHAPTER4「各々が奏でるソナタ」27

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誠良、真岼、美紅が香奈と過去に偶然出会った事がある事に武流、統哉、里実、音葉、冴は驚愕の表情を浮かべた。

香奈は涙を流しながら美紅に問う。
「こ、今回も貴方が私を助けようとしたの?」
「え、それは?」
美紅は香奈の問いに言葉が詰まった。

勿論美紅は私情から香奈を花蓮達の脅威から救いだそうとした。誠良達は個人個人の思惑は違えど、花蓮たちの悪行を阻止と言う利害の一致のため、結果的に香奈を救う事になったのだ。しかしそれを詳しく話す事は誠良達の裏の顔を知る事になるため、誠良達は語りだせずいた。

そんな中タブレットから冷奈が語り始める。
「間倉さん。彼らはそこらにいる普通の高校生と違うのです。私が素顔をさらせないのと同じように詳しく語る事はできません。でも間倉さん貴方を助け出そうとしたのは真実と言っておきましょう。特に美紅さんは?」
「え?」
冷奈の言葉に香奈は美紅に振り向く、美紅は笑顔で応えた。

「そういう事よ香奈。グッピーは貴方の事を思って助けようとしたのよ」
麻岼は美紅の心情を香奈に代弁した。
「ふくく美紅が間倉を助けたい理由を聞くと間倉どう思うかな」
統哉は武流と供に小声で語りだすも、里実と音葉に白い目を送られた。
「それは美紅さんが自分で決める事です」
音葉は小声で武流と統哉に言い放った。

冷奈が語りだす。
「間倉さん。美紅さんは貴方を自分のセーフハウスに保護しようとしています」
「そ、それは何故ですか?」
「貴方は父親が半年前に亡くなり、母親も貴方を置き去りにして行方不明となり、ネグレクトを受けています。今回このような事件が置き、メディアも注目します。貴方は望まずとも何らかの形でこの件に関わってしまったので、メディアは世間はそれに関わった人間に注目します。そうなると貴方の家庭も晒される可能性があるので、美紅さんは貴方を保護したいそうなのです」
「え、私の家庭の事を・・。美紅さんだけでなくみんなが・・」
香奈は誠良達を見回した。
「ええ調査済みです」
冷奈は香奈の生年月日、両親の名前、父親が花蓮の父が経営する系列の会社にいた事などを告げ、香奈は驚愕の表情を浮かべた。

「心配せんで香奈ちゃん。私達も似たようなものったい」
冴が香奈に安心させるような感じで語った。
「そうなの?」
香奈は問い返した。
「まあそういう事」
統哉はにやけながら返す。
誠良は冴の発言に浮かない顔を浮かべ、真岼はそれを黙って見つめていた。

冷奈はみんながそれ以上語らないように制止するため、発言をし始める。
「美紅さん。貴方の希望は了解しました。白蘭に向かわせます」
「可能有问的有的 (ありがとうございます)。香奈の荷物を取りにいきたいので、車でお願いしていいですか?」
「わかりました。では待ち合わせ場所を携帯に後にメールします」
冷奈は美紅に感謝の意を伝えた。

「マスコミが学校の周りに多くなって来たので、全員なるべく散ってください。カメラに顔を映る事も極力避ける様に」
「わかりました。お手間をかけさせてすいません」
誠良がタブレットに向かい、気遣いの言葉をかけた。

「さあ香奈行くよ。カイ、まゆ悪いけどついてきて」
美紅が誠良と真ゆりに香奈の手を引きながら誘った。
「それはいいけど、自転車どうするんだ?」
「それは後で俺達が取りに行ってやるよ。鍵渡しな」
誠良の問いに、統哉はそう言って左手を出した。

「え、いいの?」
「いいのよ。彼らを信じて」
香奈の不安に美紅は安心させるように告げて、誠良達は武流達に自転車の鍵を渡した。

「じゃあ行こう」
誠良はそう言って真岼、美紅、香奈と供にその場を立ち去ろうとした。
「み、みんなありがとう」
「香奈ちゃん。礼を言うならカルにいう事ばい」
冴は香奈に告げ、誠良達を見送った。
誠良達4人はその場を去った。


香奈が美紅のセーフハウスに行く事に。
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~ Comment ~

NoTitle

美紅ちゃんの隠していた面を知らされた香奈ちゃん。
これから、どう二人は向かい合って行って、番外編のような仲になっていくのかな、と楽しみです。
ゆっくりと互いを知り合い、今以上に大切な人になるように気持ちを育んでいってもらいたいですね。
がんばれー、二人とも。

椿さんへ

香奈には美紅の事を知るにはこういった面も知ってもらわなければいけないですからね。
こういうのを向きあって仲良くなっていくと言うのをどうやって展開していこうと思ってるんですが、いざ書いてみると意外とあっさりするだろうなって思ったりもします。
この二人にはお互いに大切になれる存在になれるようにしたいです。美紅と香奈の応援ありがとうございます。

NoTitle

縁ゆえに縁あり。
どこでどう絡み合うのが分からないのが運命。
香奈と美紅のこうした絡み合いも色々ある故ですからね。
このご縁が大切になるといいですね。

ネグレクトは・・・嫌ですね。
聞くのも嫌ですね。
しかし、現実問題あるわけで。
そうやって育った子どももいますからね。。。

LandMさんへ

美紅と香奈の出会いはずっと昔からあると言う設定は以前から考えてました。
いつ出そうとかと思ったら、今になったと言う訳です。
出会う運命の人は昔から決まってると言う事かなって思います。

ネグレクトは嫌ですね。子に対する愛情が薄れていますね。
世の中便利になった故に、子供よりも自分の事の方が大事とする親が増えてきた気がします。
そうやって育った子供は心に傷ができつつも乗り越えていく人間もいれば、歪んで大人になる人もいますね。
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