FC2ブログ

「短編、SS、読み切り」
真性の語らい

真性の語らい③ R18

 ←真性の語らい② →真性の語らい④ R18
私は彼の上に体を乗せ、彼の顔を間近で見降ろす。彼は何も語らず、そっと両目を閉じる。まるで私を待っているかのように。
私は彼の顔にそっと近づかせ、唇を交わす。そして彼の口の中に舌を入れ、彼の舌と絡ませる。
ほんの数秒だったが、彼との口づけは長く感じた。

私は彼から唇を離した。
「どうだ。久々の男の味は?」
「ああ最高だ」
「夜は長い。ゆっくり楽しもう」
「ああ。そうしよう」
彼は今、普段の自分とは違う、さらけ出す相手に安心したように、恋する乙女のような表情で応えた。

私は彼の首筋に口づけをした。
「・・あ・・」
彼が小さく喘いだ。
私は更に下に彼の胸に到達し、ピンク色の乳首を舌で突いた。
「あ・・ん・・あ・・」
彼が喘ぎながら、ビクッビクッと身体を揺らした。まだ序盤だと言うのに、この喘ぎ様、長い時間自分の性を封印したため、今このひとときに開放された事で、心と体が一体となってるのだろう。

「私の痕をつけていいか?」
「ああ・・ん・・つけ・・てん・・で、でも・・目立た・・な・・い・ところ・・に」
彼は快楽を味わってるせいか、言葉にならない感じで答えてきた。
彼は既婚者だ。こういった痕が目立つところにあると不審がられるだろう。

私は彼の身体に舌を這わせながら、問う事にした。
「奥さんに君の裸が見られる事はないのか?」
「う・・な・・ない・・」
彼は嬌声を上げ、快楽を感じながらも必死に伝えようとする。

私は彼の行為を楽しんでいるが、それによって家庭が崩壊するのはこまる。だから私は行為の最中であるが、念入りに聞いているのだ。
「本当に見られる事はないだろうね」
「う・・うん・・ない」
「わかった」
私は彼の言葉を信じ、肌の露出しない部分に痕をつける事にした。

まずは彼の腹を吸いつけて痕をつける。それから彼をうつ伏せにして、背中に吸いついた。
「う・うう・あ・・あぁ・・・あぁ」
私の吸いつけに彼が身体をビクッ、ビクッとしながら喘ぐ。

そして私は更に下に顔を移動させ、彼の双丘が目に飛び込んでくる。
男と言えば双丘は唯一柔らかい部位だ。私が一番興奮するのはやはり双丘だ。
彼の双丘は中年と言うのもあって、熟し、艶やかだ。割れ目の中にある蕾はもう何年も使われていないのだろう。

彼の中に入るのは楽しみだが、夜は長い。今は吸いついて痕をつけるだけにした。
「美しいな君の尻は。熟してて」
私はそう言って彼の右臀部を吸いつけた。
「あぁぁ・・おおぉぉ・・」
彼の背中が反り返った。

私は彼を再び仰向けにして、彼を跨ぎ、四つんばの態勢をとった。
私の目の前にいきり立っている彼の雄がある。そして私も自分の雄を彼の顔に向けた。
互いに言葉を交わす事もなく、私達は互いの雄を口に含んだ。

彼の雄を口に含んでいると同時に、私の雄も彼の口の中にある。
私は彼の雄を舌で転がし、私の雄も彼の舌を感じている。

彼は10年以上男との身体を重ねる事がなかったが、やはり体が覚えていたのだろう。舌使いが非常にうまかった。私自身も快楽に浸っているが、私はフィニッシュを迎えるのはオーラルではない事は互いに知っている。

「少し休まないか?」
私はそう言って互いの雄から口から離した。
私達は長い時間抱き合っていた。快楽に浸り続けたいが、休むのも必要だ。

私達は全裸のまま互いに抱き寄せてた。
「君はさっき言ってたよな。妻に裸を見られる事はないかと?」
「ああ言ったよ」
「心配しなくていい。妻に知られても文句は言えないだろうからな。痕は他の人間に見られたくないと言う事なんだよ」
彼の台詞に私は一瞬驚いた。

彼が更に語り続ける。
「官僚は出世の時に家族の事まで査定される。上に上がれば上がるほど厳しくなる。堅い職業だし、一つでも不備な点があると出世に響くからな。だから独断で興信所を雇い、妻の動向を調査してもらった」
「そしたらどうだったんだ?」
「妻が同性愛者が集うエリアによく足を運んでたと言うのがわかってな。最初は興味本位で行っただけかもしれないし、まずいと思ったが、君と出会い、自分の生き方を見つめなおし、これからする事を思えば、それもありなんだと思ってるよ。自分が同性愛者なのに、妻にそれを否定するのはおかしいだろ」
彼が同性愛者と言うのも驚いたが、自分の奥さんまで同性愛者の可能性があるとは驚いた。自ら同性愛者と言うのを隠して結婚する人には何人も出会った事がある。互いに気付かず結婚したと言う事なのかもしれない。同性を求む同士が結婚したと言う事だろう。

「奥さんに君の事は?」
「いや言ってない。私の事にも気付いてるかもしれないが、それは互いに話す事はないだろう。報告書は燃やしたよ。君との事も二人だけの秘密だ」
「そうだな」
私も彼との関係を誰にも口外する事はない。楽しみは二人だけしかわからない事だから。


二人の関係は二人だけの秘密。
よろしければポチっと。

スポンサーサイト





総もくじ 3kaku_s_L.png 私事
総もくじ 3kaku_s_L.png BLACK PARKA -ブラックパーカー-
総もくじ 3kaku_s_L.png 短編、SS、読み切り
もくじ  3kaku_s_L.png はじめまして
総もくじ  3kaku_s_L.png 私事
総もくじ  3kaku_s_L.png BLACK PARKA -ブラックパーカー-
総もくじ  3kaku_s_L.png 短編、SS、読み切り
  • 【真性の語らい②】へ
  • 【真性の語らい④ R18】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【真性の語らい②】へ
  • 【真性の語らい④ R18】へ