「短編、SS、読み切り」
真性の語らい

真性の語らい⑤ R18

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彼の中に挿入し、最奥まで進み、やがて止まる。
「どうだ。痛くないか?」
「いや最高だ。動いて私をもっと乱れさせてくれ」
「いいだろう」
私はそう言って腰を振り始めた。

ゆっくりと彼の中で動く。
「あぁあぁ・・あん・・あん」
私の動きに小さく彼が喘ぐ。
夜は長い。まだ達したくない。だから私はゆっくりと彼との時間を大事にし、動いているのだ。
「もっと・・もっと・・動いてぇぇぇ」
彼が更に快楽を要求する。

私は腰の動きを早くした。私の腰と尻肉がぶつかる音が部屋中に響く。
今私と彼は快楽の最中だが、私は精が放出する前に腰の動きを止めた。
「ど、どうした・・?」
彼が不安そうに問うてきた。

彼が突然私が動きを止めたのだから何事かと思うのはわかる。
「君の顔が見たい」
私は雄を彼の後孔から一旦離し、彼を仰向けにする。

仰向けにした彼は顔を逸らす。
「わ、私のか、顔を見ないでくれ」
いつもは気丈な彼も乱らな姿に辱めを思っているのだろう。

「ここは私と君だけだ。君の顔を見ながら一つになりたいんだ」
私は両手で彼の顔を私に向け、唇を重ねた。互いに舌を絡め合ってる。
顔を離すと、彼も落ちついた表情を私に向けた。

私は彼の両膝を開き、腰を持ち上げ、自分の雄を彼の蕾に押しあて、後孔の中へ入った。
「う・・うう・・」
私が進むたびに彼が喘ぎ声を上げる。

最奥に到達した後、ゆっくりと腰を動かした。
「あ・・あぁあぁあぁ」
彼は快楽を感じ、表情も色っぽい。
「あぁ・・あんあん・・いい・・」
私は少しずつ加速をつける。
「あぁぁぁぁぁーー」
彼の嬌声がより一段と大きくなり、部屋中に響く。
「あん・・だめ・・あぁんん・・」
彼が甘えたように喘ぐ。

互いに男と男が身体が繋がり、肉体がぶつかる愛の表現。
「うぅぅ・・いきそう」
私もついに快楽を頂点を迎えようとしている。
そして私の精が彼の中に解き放たれた。
同時に彼も精が勢い良く解き放れた。

お互いに汗まみれ果て、私は雄を彼の身体から離し、私は彼にゆっくり倒れかかった。
「良かったよ。久々に本当の自分に戻れたような気がする」
「ああそうだな。私も君のそんな姿を見れて良かったよ」
「言うな!」
私の皮肉めいたセリフに彼は顔を赤くして返した。
その後、私達は行為に疲れ果て、互いに全裸のまま眠りについた。

そして陽が射して私は目覚めた。彼との行為で全裸のままだ。私はベッドから起き上がり、裸のまま寝ている彼を見ながら、下着を付け、シャツを着始めた。
彼は気持ちよさそうな顔で寝息を立てている。

私との行為が終われば、また彼は父、夫、そしてキャリア官僚の仕事に戻って、いつもの尊厳ある人物に戻るのだろう。
私と出会い、彼は短い時間でも、自分らしさを思い出し、私に身体を差し出してくれ、快楽に浸った。
彼との行為で互いの見方は変わるだろうが、仕事は供にする事に支障はないだろう。

セックスと言うのは性の捌け口と言うのだろうが、私にとっても彼にとっても自分らしさを表現できる大事なひとときだ。
私は満足そうな彼を見て、背中を向け、部屋を後にした。


互いに満足した男二人。
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