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「Music of Life」
FINAL CHAPTER「親愛の贈曲」

FINAL CHAPTER「親愛の贈曲」28

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香奈の言葉に久代が納得いかない表情を浮かべる。
「ちょっとあんた。この子達のやってる事教えたじゃないか?それでもこいつらを信じると言うのかい?」
「わ、わからない。で、でも貴方達のやってる事は人としてやってはいけないと思う」
「何でそう思うんだい。私らはこいつらに人生を破滅させられたのよ。あんたに私らの苦しみがわからないのかい?」
「さっき楷真君が貴方達が奥さんにモラハラをしていた事を言ってた。その時になんとなくわかったの?貴方達はあいつらと一緒だって。私らに笑いながら危害を加える輩と・・」
香奈は涙を流しながら勝司と久代に訴えた。
香奈の発言に美紅は少しばかり穏やかな表情を浮かべる。

誠良を一歩前に出る。
「何を企んでいるのか知らないがそいつを取り込もうとしていたのか?ならあんたらじゃ役不足だ」
「ああ!このクソガキが!」
勝司の罵声に反応した誠良は素早く右手で勝司の首を掴み、体ごと地面に叩きつけた。
「ぐ・・ぐぉ・・」
勝司は苦しそうな表情を浮かべてる。

誠良は右手で勝司の首を強く押えながら、久代に視線を向ける。
「なあお母さんよ。息子さんをどうにかなりたくなければ、俺らの事どうやって知ったか話してもらおうか?」
「フン。誰が言うもんか」
「そうか」
誠良は立ち上がり、勝司の左腕に右踵を思いっきり下ろした。
「ぐああああ・・」
鈍い音が響き、勝司は右手で左腕を押えながら、のたうち回った。

香奈は誠良の行動に怯え始めた。
「楷真君。や、やりすぎよ」
香奈の言葉に真岼が勝司と久代に腕を組みながら近づく。
「久代さん。さっさと言わないと、息子さんもっとひどい目に合わしますよ」
「そ、そんな真岼まで」
真岼の言動に香奈も更に怯える。

真岼が香奈に視線を向ける。
「香奈。理解しがたいと思うけど、私達は正義ではない。世の中には法だけで括れない見えない悪意と言うのが存在するの。貴方を虐げた連中。舞子を虐げた連中とね。小さないざこざが膨らむと生命をも脅かす事態になりかねる事もある。時には法だけでどうにもできない事だってあるし、だからこそ私達のような劇薬が必要なの」
「美紅さんもそうなの?」
「それは私達からはなんとも言えない」
香奈の問いに真岼は美紅の事を返答しなかった。

香奈は美紅に視線を向ける。美紅は悲しそうな表情を浮かべている。
「ねえ美紅さん。貴方も楷真君達と一緒なの?」
香奈の問いに美紅は口を開かず、黙っている。

香奈は更に美紅に語り続ける。
「貴方は私に生きると言う事を教えてくれた。私が小学生の時に助けてくれたのは貴方と後の二人は楷真君と真岼だってわかった。今この二人はあの時のように怖いけど、貴方は優しかった」
「香奈。私も貴方の事を希望のように思ってる。でも世の中綺麗事では済まない事だってあるの。残念だけど、私もカイとまゆと同じようなものよ」
美紅は涙ながら香奈に語った。

美紅の発言に香奈は頭を抱え始める。
「そ、そんな・・」
「貴方を巻き込むつもりはなかった。それはカイもまゆも一緒よ。ソーリー。私のミスで貴方を巻き込む事になって・・」
美紅は香奈に視線を逸らし、謝意を述べた。

「グッピー悪いけど、間倉に今の状況を説明している余裕がない」
誠良は美紅の気持ちを察するも、現状を打破する方を優先させた。

誠良は再び勝司に尋問する。
「さあ誰から俺達の事を知った。グッピーを気絶させ、間倉を人質にしようとするのはあんたらじゃ無理だからな」
誠良はそう述べながら、勝司の左手の甲を右踵で踏みつけた。
勝司は苦悶の表情を浮かべている。

勝司が浮かべている表情に久代は口を開く。
「わ、わかった言うよ。でもそいつらにはあんたらもおしまいだよ」
「俺達に喧嘩を売った時点であんたらもおしまいだよ」
誠良は久代にそう言いながら、勝司の左手の甲を踏み続けた。

久代が口を開こうとした瞬間、一人の人間が姿を現した。
「谷尾さん。貴方がたが言う必要はないですよ。こちらから彼らに会いに来る予定でしたので」
男はそう言って久代を気遣った。

その男の姿を見た時、誠良達は驚愕の表情を浮かべた。その男とは下條だった。


下條が何故誠良達の前に。
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NoTitle

ここで先生登場ですか!
頼れる先生だったのが、まさかの敵?
うわ、最終章ですよね、どうなるの?

椿さんへ

たくさんのコメントありがとうございます。
この先生のモデルは「DEAR BOYS」の下条薫と言うキャラです。
容姿端麗ですが、冷やかな部分があります。
私のお気に入りキャラなので、若干設定を変えて出したいと思いました。
この先生はいったい何者なのかは見てのお楽しみです。
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