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「Music of Life」
FINAL CHAPTER「親愛の贈曲」

FINAL CHAPTER「親愛の贈曲」34

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美紅が香奈の父親の真相を聞き、口を開く。
「貴方達、この事をずっと隠すつもりだったの?」
美紅の問い詰めに、誠良と麻岼は口を閉じたままだ。

そんな二人の反応に美紅は怒りの表情を見せる。
「说什么!(なんとか言いなさいよ!)」
「そうするしかないだろ?わかるだろ?俺達の世界の事くらい」
美紅の怒りの質問に、誠良は仕方なく反論した。

「だから香奈の父親について、データがなかったのね。貴方達が書き換えたの?」
「そうするしかなかったんだよ。警察が調べれば殺された事くらいはわかるが、世間に洩れないようにするには真相を隠すしかなかったんだよ」
「ミス・高城がそうしろと言ったの?」
「最初はそうだが、最終的にこの案件を決定したのは、俺の親父だ」
誠良は首を振った。

香奈の父親についての事は
こちらの記事をクリック↓
CHAPTER2「悲哀の少女・前編」9



「カ、カイのお父さんが・・。どうして・・?」
「俺も納得しなかった。裏の事情はわからずじまいも、間倉の親父を自殺に書き換えるなんて、無理があるんじゃないかとね。そうしたら親父は殺されたとなれば、奥さんや娘さんはこの件の真相を探ろうとするだろう。そして新たに危機が訪れるだろうと。先方に不本意でも納得するだろうとね。被害の状況から焼身自殺になった。親父や高城さんは直接言わなかった。俺の推測だが、間倉の親父は失業して、絶望してとの事だろうと言うシナリオだろうとね」
誠良は浮かない表情をしながら語った。

「貴方達の事情からわかる気はするけど、二人ともどうしてこの事を私に話してくれなかったの?小さい頃からずっと一緒だったじゃない!」
「グッピー。話せる訳ないじゃない。ずっと友達でも話せない事でもある。たとえ貴方が香奈のお父さんの死の真相を知ったとしても話せる?」
「そ、それは・・」
麻岼の返答に、美紅は言葉を濁し、沈んでいる香奈を一瞥(いちべつ)した。

美紅が口を開く。
「じゃあ香奈のお母さんの事は?」
「それは今知ったばかりよ。残念だと思ってる」
麻岼は両目をつぶって、首を振った。

和世が口を開く。
「お父さんの死の真相を知った事で、どうしてお母さんも殺されたか聞く気ない?」
「興味がないな!」
和世の問いに誠良はそっけなく返した。

美紅が二人を睨みつけて口を開く。
「已经不好!不再使香奈痛苦!(もういいじゃない!香奈をこれ以上苦しめないで!)」
「それは間倉さんしだいよ。どう間倉さん。お母さんがどうして殺されたか知る気ない?」
和世は冷笑を浮かべながら、香奈に問うた。
香奈は下を向いたまま黙ったままだ。

それを見た美紅が口を開く。
「不要闹了!不再损伤香奈!(いい加減にしてよ!これ以上香奈を傷つけないで!)」
「貴方に聞いてないわ。間倉さんに聞いてるのよ。どうなの間倉さん?でも聞いた事で貴方にとって酷な事になるだろうけどね」
和世は更に香奈を問う。

香奈が顔を上げて口を開く。
「お、お母さんをど、どうして殺したの?」
「うーんいい質問ね」
和世は笑みで返す。

美紅が香奈に駆け寄っていく。
「香奈。これ以上無理する事ないよ」
「美紅さん。気遣うのはいいよ。わ、私、お母さんの事が嫌いだった。私に冷たく当たっていたし、でも何であんな風に殺されたかは気になる。あそこまで殺される必要はあったのかと・・」
「それで知ったとしても香奈が苦しむだけよ」
「それでもいい。三芝先生、どうしてお母さんを殺したの?」
香奈が和世が怒りの表情で問うた。

和世が語り始める。
「貴方のお母さんはね。お父さんが自殺した事に納得してなかったみたい。そ・れ・にー貴方のお母さんは、貴方が高校二年に上がる前まで夢富町の役場で嘱託として勤めていたでしょ?それでこの件に知らず知らずに関わってしまったの。先程楷真君が話した通り、母娘が相談に来たけど、突き返した。まあ上からの指示だったから、仕方ないにしても、母親が亡くなっても、加害者側の方に立ってたの。書類を偽造したりとかね。まあ奇しくもお父さんと同じ事をしてたのね。それだけならまだ仕方ないにしても、お父さんから何か受け取ったみたいなの。お父さんがやっていた事の記したUSBメモリね。それで“依頼人”は総合的に判断して、USBメモリを消すのと、貴方のお母さんの殺害を決めたのよ。まあ“血の掟”と言って、関わった人間は全員制裁を与えるのも“依頼人”の方針でもあるけどね」
「そ、そんな・・」
和世の話を聞いた和世は膝を崩し、涙を流し始めた。

そんな香奈を見て、美紅が和世を睨みつける。
「な、何でわざわざ香奈にそんな事を話すのよ?」
「何故って?貴方が間倉さんを愛したからじゃない」
和世はすんなりと美紅に返答した。


和世の返答に美紅は?
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